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2021/10/16 21:26




金属アレルギーの主な原因は、金属やメッキ加工に含まれるニッケルであると言われています。近年、日本国内で販売されているアクセサリーにも「ニッケルフリー」の表示が増えていますが、日本には明確な基準が存在しないため、「ニッケルがまったく含まれていない」という意味なのか、「以前より含有量が少なくなった」という意味なのかは、販売店によって異なります。

金属アレルギーが発症するメカニズムは、汗などによって金属がわずかにイオン化し、体内に取り込まれることで起こります。人の汗は酸性であるため、酸に弱い金属(ニッケルなど)が溶け出しやすく、特に夏場にアレルギー症状が出やすくなります。アクセサリーを使用する際は、汗をかいたときにこまめに拭き取ることが大切です。

zenaのアクセサリーでは、可能な限りニッケルを使用しないよう、パーツ販売会社やメッキ加工会社と連携しながら製作を進めています。使用している素材のほとんどは真鍮であり、素材自体にニッケルが含まれていることはありません。

メッキ加工の過程で、かつては微量のニッケルが使用されていたこともありましたが、現在の作品はほぼすべてニッケルフリーで制作しています。

また、漆についてですが、一般的に言われている漆によるかぶれは、あくまで作り手が漆を塗る段階、つまり液状の漆を扱うタイミングで起こるものであり、十分に硬化した漆によってかぶれることはほとんどありません。

zenaでは、安心して身につけていただけるジュエリーを目指し、素材選びから仕上げまで丁寧に取り組んでいます。




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